自分が出せない“仮面の恋”、なぜこんなに苦しいの?
- MIKI ASAHI
- 4月12日
- 読了時間: 6分
更新日:5 日前

↓こちら、アメブロに投稿されたもので、たくさんの方に読んでいただき高評価をいただきました。
ありがとうございます!
私自身、とくに思い入れのあるテーマだったので、読んでいただけたら嬉しいです🌸
自分が出せない
“仮面の恋”
なぜこんなに苦しいの?
あなたは、本当の自分を見せられますか?
あなたは、好きな人の前で、友達との会話の中で、
"素直な気持ち"を言葉にできていますか?
"本当の自分"を見せられますか?
私は長い間、
「こんな私じゃダメだ」
「嫌われないようにしなきゃ」って、
仮面をかぶって笑ってきました。
だから、褒められても、愛されても、どこか虚しい。そんなことばっかりしていた私が、ある日、心を大きく揺さぶられる言葉に出会ったんです。
「本当の私じゃねーし」演じ続けた恋の疲れ
彼から「かわいいね」って言われても、「好きだよ」とか「愛してる」って、たくさん愛の言葉をもらっても、かつての私はちっとも嬉しくなかったんです。
心の中で、こうつぶやいていた。
「それ、本当の私じゃねーし」
褒められれば褒められるほど、愛されれば愛されるほど、私はどんどん、かぶった“仮面”を外せなくなっていったのです。
そう。私は彼の前で、「完璧な彼女」を演じようと必死だったのです。いつもニコニコして、気が利いて、甘えすぎず、面倒くさくない。
テレビに映る"女子アナ”さんをお手本にして振る舞っていました。
名付けて"女子アナ仮面"。
過去には、少女漫画のヒロインを真似た“けなげ一途ちゃん仮面”や、「大丈夫よ」が口ぐせの“理想のお姉さん仮面”をかぶったこともありました。
そうしていれば、"愛される"と思っていた。
“選ばれない女”の私が、やっと手に入れた「愛されポジション」を必死に守ろうとしてきました。
でも、毎回「またね」と別れると、ドドーっと疲れが押し寄せてきて、心の中で「今日もバレなかった」ってつぶやく。そんな綱渡りのような日々でした。
“仮面”も私だった!?否定してきた自分との和解
これまで自分に、ありとあらゆる仮面をかぶらせて、本当の自分を隠してきた——そんな私の話を聞いた師匠が、こう言ってくれたのです。
「君がかぶった"女子アナ仮面"」「それも、“君の一部”だって認めてあげられていたらよかったね」「自分の中にないものは、出てこないんだよ」
……え? 仮面も私??
一瞬、思考が止まりました。だってあれは、外から借りてきた“愛される女”の見本だったから。
自分にはない魅力を、なんとか取り込もうとしてやってきただけで、私なんかが持ってるはずないって、ずっとずっとずーーーっと思ってたのに。
「それ、もともと私の中にあったってこと……?嘘だよ、嘘、嘘だーー!」
嬉しいよりも、むしろ動揺しました。
だって、自分が長年かけて築いてきた「私は愛されない」っていう信念が、あっさり覆されたような気がしたから。
でもね——少し時間が経ってから、ふと浮かんできたんです。
たしかに、私は「愛されたい」と思って仮面をかぶってた。でもそれだけじゃなかった。
テレビで見る女子アナさんの相槌やリアクションを真似してたのは、共演者の人がすごく嬉しそうに話してる、その場の空気が素敵だと思ったから。
私も、ああいうふうに、「誰かが安心して楽しく話せる空間」をつくれる人になりたかった。
それって、単なる“演技”だったんだろうか?
いや、ちがう‥かもしれない。
誰かを笑顔にしたいって思った、あの気持ち。安心して話せる空気をつくりたいって思った、あの感覚。
それは間違いなく、私の本音だった。
そう気づいたとき、あの仮面をかぶっていた自分が、少し愛おしく思えたんです。
演じていたつもりだったけど、私の中にあった"目の前の人を思いやるやさしさ"がそうさせていたのかもしれない。
それに気づいた瞬間、「仮面を外せない自分」にずっと向けていた責める気持ちが、ふっと緩んだ気がしました。
仮面を抱きしめて「ありがとう」本当の愛が入ってくるとき
あのとき、仮面も私の一部だったと気づいてから、私の中で、少しずつ何かがほどけていきました。
それまでずっと、“仮面の私”に、
「いいカッコしい」
「人の顔色ばっかり見てバカみたい」
そんなふうに責めてばかりいた私が、初めて、ちゃんとその自分と向き合ってみたんです。
私は、いくつもの仮面を使い分けて生きてきました。
職場では、上司用、同僚用、お客様用。家族用、恋人用、友達用、知人用。
気づけば、場面ごとに違う“顔”を持ちすぎて、「本当の私」はどこにいるんだろう——そんなふうに感じていました。
でも、それでも仮面をかぶることをやめられなかった。だって、素の私はきっと愛されないと思っていたから。 仮面の私じゃないと、嫌われると思っていたから。
「こんな自分じゃダメだ」
「もっとちゃんとしなきゃ」
そうやって、本当の私を仮面の奥に閉じ込めて、必死で生きてきたんです。
でも、今ならはっきりわかります。
あの仮面たちは、
誰かといい関係を築きたくて。
空気を壊さないように。
安心してもらいたくて。
ただただ、誰かの笑顔が見たくて。
たとえ無理をしていたとしても、そこにはたしかに、私なりの“やさしさ”や“願い”が込められていた。
だから私は、これまでかぶってきた仮面たちに、こう声をかけました。
「今までありがとう」って。
演じてきた私も、気を遣ってきた私も、必死だった私も、ちゃんと全部、私だった。
そしてそれを少しずつ受け入れられるようになったとき、それまでは心をすり抜けていた人からの優しさが、私の手のひらで、やっと受け取れた
——そんな感覚がありました。
……あなたが今日までかぶってきた仮面には、
どんな願いが込められていたのでしょうか?
その想いに、どうか気づいてあげてくださいね。
そしてもし、その願いに触れることができたなら——
どうか、その仮面を優しく抱きしめて、「ありがとう」って伝えてあげてください。
演じてきたあなたも、気を遣ってきたあなたも、必死だったあなたも、
ちゃんと“願い”があった。
そして全部、あなたの一部だから。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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