いつもありがとうございます。
朝陽みき(あさひみき)です!
ブログにお立ちよりくださり、嬉しいです。
今日は私の持ちネタのようになっている、
昔、暴れん坊の「ゴリラの父」のことをお話させていただきます。
私のように、家の中に暴れんぼうのような存在や、何か助けてあげなければいけない存在がいて、その当時は必死に乗り切ったけど、今現在も、「許せない」「苦手」「嫌い」という気持ちに苦しんでいる方に少しでもお役に立てればと思います。
また、「許せない人を許しましょう」ってお話でもありません。ただあなたが誰かに抱いた「許せない」という気持ちというのは、ネガティブな気持ちだけで作られているのではなく、その人を想う気持ちが混ざっていたりします。
私のお話を通して、ご自身の中にある想いに気づき、何か感じ取って受け取っていただけたら嬉しいです。
「ゴリラの父」とは・・・
母がのちに再婚するのですが、私が7歳の頃に我が家に突然転がり込んできた養父のことです。
何が地雷になるかわからない父で、家で過ごすほとんどの時間が地獄のようで大嫌いな私でした。
父が帰ってきて玄関の鍵がガチャっと開く音で、
「ビクっ」と身体が反応するくらい恐ろしい存在でした。
しかも、父に気を遣いすぎたり、ビクビクすると、すぐに察知して(霊能者ですか?ってくらい敏感で)不機嫌になるので、私はリビングで
【くつろいでいる演技】に磨きをかけていきました。
父親はもちろん大嫌いでしたが、そんなゴリラのような男を、家の中に入れた母のこともどこかで恨んでいたと思います。
とにかく贅沢は言わないから、穏やかに、平和に、1日が終わることを願い、祈る日々でした。
ただ、そんな我が家に穏やかな時間が流れることがありました。しかも、あの父が、私を褒めてくれるという奇跡のような時間です。
それは「肩揉み」の時間でした。
「おねえ(←私のこと)のマッサージが1番上手い!」と言ってくれて、
野球中継で巨人が勝ってるときなら、お小遣いをくれる父でした。小学生の私に5000円くらいくれることもありました。
そして、私が肩揉みを褒められているのを見ると、たいてい母が、
「お姉ちゃん、将来、マッサージ屋さんになれば!お姉ちゃんがマッサージして、お父さんが出張マッサージの運転手で、お母さんは電話番ね!」と言い出すんですよね。
ほぼ毎回、ワンパターンでこの流れになるのですが、私はこの時間がとても穏やかで平和で大好きでした‥
私が、初めてサロンを開いたときのパンフレットには、
「子どもの頃、父に肩揉みを褒められたことで、この仕事を目指しました」
「自宅以上にホッとできる場所を目指します」
と書かれています。
こうして振り返って感じるのは、
認めたくないですけど、ほんとに認めたくないですけど‥
この父親のおかげで、私が21年という長い期間、
癒しの仕事を続けることが出来たんだなと思います。
そして、その道の先に【カウンセラー】があったのだと思います。
家庭内が荒れていて安全基地がなかった私は、
【安心できる居場所】を与えるほうへ舵をとったのだと思うし、
それから、普段暴れん坊の父の「褒め言葉」や、「穏やかな時間」に喜びを感じたのだとしたら、
父がどうでもいい大嫌いな人ではなく、不器用な父なりの愛情を、私は、ちゃんとどこかで感じてきたのだと思うんです。
人生には、私の父のように【敵キャラ】みたいな顔をしている【神様の使い】のような人がいるのかもしれません。
まあ全てを、そんな風に綺麗なお話として簡単に片付けることはできないけど、
(父はとても神様の使いには見えないですしね。笑)
ただ、これだけは言えるんですよね。
父は、私の人生でこんなに【大好きな仕事】に就かせてくれた立役者だということは間違いないんです。
父にこのことを今まで伝えたことはなかったけど、今の私になれたのは、今のお仕事ができたのは、お父さんのおかげということを、感謝と共に伝えたいと思います。(めっちゃ恥ずかしいですけどね。)
〜これを読んでくださっている方へ〜
今のあなたの才能や魅力の中に、敵キャラからの恩恵のようなものはありませんか?
親からもらえなかったものが、今、あなたの才能になっていませんか?
居場所がなかった人は、人に居場所を与える人に。
褒めてもらえなかった人は、人を承認する人に。
そういうあなたになっていませんか?
確認してみてくださいね。
それから、もし、あなたが敵キャラに対して、大嫌いな気持ち100%だとしたら、その人は「敵キャラ」ではなく、「どうでもいい人」になっているはずなんです。
ですので、もし、あなたが誰かに対して、許せない気持ちを抱えているとしたら、
あなたが、ただその相手を嫌い、責めているのではなく、
ツラい思いをしてきたのにも関わらず、
相手の悪い態度の奥にある本質のようなもの、傷ついている気持ちや、優しさや愛情をどこかで感じ取ってきたのかもしれません。
そういう光をいつも見つめ続けてきたご自身にも、ぜひ気づいてあげてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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