パートナーの愚痴や弱音を聞くことを難しいと感じる方いませんか?
私も、昔から愚痴を聞くのも言うのも苦手でした。
特に、大切な人からの愚痴を聞くと、
「相手は私になんて言ってもらいたいんだろう」
「ここでの正解はなんだろう」
相手を傷つけたくない、背中を押せる私でいたいと思う気持ちもありましたが、私の自信の無さから、必要とされる私でいるためには、嫌われないようにするには、どうしてあげたらいいのだろう。
対応を間違えたら怖いな‥ こんな色々な感情がごちゃ混ぜになって、悩んできました。
そして、散々悩んだ挙げ句、ネットで良い女風な答えを探して答えることも多々ありました。
今現在の私はというと、愚痴や弱音をどう受け止めるかで、夫だけでなく息子たちとも、より大切にし合える、より愛し合える関係を築いてきたような気がしています。
今回は、朝陽の実体験も含めてお話しさせていただきます。
ポジティブ変換の落とし穴
冒頭でもお話したように、私は、昔からこの愚痴を聞くのも言うのも苦手でした。 特に自分の心に愚痴を留めておくことが、不快極まりなかったので、愚痴が浮かんだ瞬間に、猛ダッシュでポジティブな考えや行動に変換をしていました。
すごくつらいことがあって、涙が出てしまったときも、頭の中では瞬時に、
「ブスは泣いてもかわいくない!泣いてる暇があったらパックでもしよう」
「おー!!」
と、せっせとパックをしてきました。
そんな自分のことを「前向き!ポジティブでいいじゃん!」って信じ切っていました。(そう思い込みたかったのだと思います)
これのやっかいなことは、一見、前に進んでいるような気分になれちゃうことですかね。
ただ、自分にもそうしてきたように、このやり方をお付き合いしている彼にも、言い方はちょっとマイルドにしますが使うんですよね。
「悩んでいてもしかたないから、やれることやるしないよね!」
こんなふうに声をかけてきました。
ポジティブっぽい言葉で、彼の愚痴も封じ込んできたのです。
最初は、私のこの対応に喜んでくれることもありますが、相手からしたら、これ、全然受け止めてもらった感じがしないんですよね。
悩んでいる彼のことも、遠回しに否定している状態でした。
こうして、せっせと良い言葉ばかりを並べてきたのに、なぜか彼との心の距離がどんどん離れていくんですよね。
「どうして、いつもこうなっちゃうのだろう」
自分なりに努力をしているつもりだったので、このパターンに戸惑い苦しんできました。
そして、私自身はどうなったかというと‥‥
自分の気持ちを見ようとせずに、ポジティブに!前進あるのみ!を続けた結果、ある日、急に足に根っこが生えて、身体は鉛のように重たくなりました。
鬱でした。
鬱になっても、この習性が止められず、外では笑顔を見せていました。 入院直前まで、家族以外には誰にも鬱だと気が付かれない【ほほえみ鬱】の状態でした。
我が家の愚痴祭り
鬱抜けして自分を大切にする生き方を目指して13年くらいになる朝陽なのですが、家の中はどうなっているかといいますと‥‥
家族の誰かから愚痴が出ると盛大に「愚痴祭り」を開催しています!
このお祭りは1日から3日くらい続きます!!!!!
(春のパン祭り、リオのカーニバルにも負けないくらい盛り上がります)
このお祭りのルールは簡単です。
とにかく、徹底的に愚痴った人の味方になります。
先生だろうが、職場の偉い人だろうが、善悪だとか、常識だとか、アドバイスはちょっと(いや、かなり)横に置いておきます。
「そりゃ腹が立って当たり前だよね!」
「冗談じゃないよね!」
「何それ最悪だね!」
「ムカつくね!」
と、ひたすら共感、応援しまくります。
(ここは、腕まくりをして燃えどころです)
そして、この1〜3日の愚痴祭りが終わるころ、
「あのこと、よく考えてみたら向こうはこんな気持ちだったのかもね」
「次からこんなふうにしてもいいかもね」
と、助言をする場合もあるのですが、大抵愚痴った本人も、
「俺もそう思った」 と、答えたりします。
受け止めてもらったり、味方になってもらえることで安心感を感じることができると、ちゃんと自分の中で解決策を見つけ出し、進んでいくんだな。
そんな流れを何度も見てきました。
愚痴の根本にあるポジティブな想い
愚痴は、そもそも、どうでもいいことやものには出ません。
それだけ真剣に取り組んでいるからこそ、わかってほしい、そんな気持ちが溢れてしまうのだと思います。
愚痴が出る、その根っこにはポジティブな想いがあります。
愚痴を否定することは、その根っこにあったポジティブな想いも否定していることになります。
私自身は、自分の愚痴と一緒に想いも封じこめ続けてきたので、無気力になり鬱につながっていったかなと感じます。
「それは本当に辛かったね」と言って、受け止めること。
この行為は、愚痴の根っこにあるポジティブな想いも含めて、受け止め、認めることになると思います。
かつての私は、愚痴をただ否定的に捉えてしまい、その奥に隠れている大切な想いに気づけずにいました。
根っこにあるその気持ちを見つけるのは決して簡単なことではありませんが、
実はそこにこそ、相手を理解し、愛を深める鍵があると感じています。
自分自身の愚痴にも寄り添うことの重要性
大切な人の愚痴聞き上手になるには、まずは、自分自身の愚痴や弱音にも、優しく耳を傾けることが必要だと感じます。
私も、自分の心の声に向き合い、寄り添い、それを受け入れることで、他の人の愚痴にも自然と寄り添い、受け止めることができるようになったなと実感しています。
(そして今では、盛大に愚痴祭りを開催するまでに成長しました笑)
おわりに
パートナーや家族の愚痴や弱音を聞くこと、そして「愚痴祭り」を通じて、共感することは、信頼関係を深めるためにとても大切なスキルだったと実感しています。
最近では、家族の中で一番愚痴っている私ですが笑、そんなときに家族が、
「それ、腹立つよね!」
「なんかわかるわー!」
とガッツリと寄り添ってくれるんですよね。
その優しさ、言葉に救われ、また自然に前を向いて進める私がいます。
家族が私に開いてくれる「愚痴祭り」に心から感謝しています。
愚痴聞き上手になることで、もっと大切にし合い、もっと愛し合える関係に!
あなたの大切な人との関係に、私の経験が少しでも役立てば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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